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いついたるねん(オガツカヅオ) [小学館]

※2006-07-28のエントリ(消去済み)に画像をプラスして加筆、修正したものです

子供の頃から霊感が強く
普通の人には見えない霊が見えてしまう若い主婦と
成仏できずに(のちに成仏しても)現世にとどまる
関西弁の少女の霊が、
新たな成仏できない霊たちと出会い
関わらないつもりが大きく関わってしまう・・・という
短編連作集です。

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(別冊ゴルゴ13No.140より)

悲しい霊が多く
暗くなりがちな展開にもかかわらず、
明るく元気な少女の霊と主人公の優しさが相まって
読後感は良かったです。

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後の作品を見てもホラー作家という感の強いオガツ氏ですけれど、
本作はホラーにプラスされたユーモアや情のバランスが良く
誰にでも勧められる漫画になっていたように思います。

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そもそも掲載誌のビッグコミック増刊は
岡崎二郎氏や高瀬理恵氏の作品目当てで買っていたのですが、
途中からは本作が一番の楽しみになっていました。

別冊ゴルゴ13にも載ったりしたので
単行本に出来る分量はあると思います。
が、
残念ながら
いまだ単行本化されておりません。

itu4.jpg

ただ、
オガツ氏の作品は
ここのところ朝日新聞出版の『ネムキ』『シンカン』で掲載されているので
そちらからの『いついたるねん』単行本化も少し期待しております。

画像は(c)小学館・オガツカヅオ


眠れぬ夜の奇妙な話コミックス りんたとさじ (ソノラマコミックス 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

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  • 作者: オガツ カヅオ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/10/07
  • メディア: コミック



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